阪神が来季監督を要請しているOBの金本知憲氏(47)との交渉について、関係者は5日、バックアップ態勢を含めた条件面についての調整がクリアされれば、決断が間近だとの見方を示した。

 金本氏は前日4日、宮城県名取市で行った講演の中で「タイミングが合えば」と話す一方で「本音は…まだゆっくりしたい」と揺れる胸中を明かしたという。

 コーチングスタッフに関しては球団側も現体制から大刷新する方針で進めている。その他、条件面も含めてのすり合わせが受諾へ向けての最終ハードルとなる。関係者は「調整が必要なところは必要だろう。それを踏まえて答えが出るでしょう」と話している。

 電鉄本社と球団は来季監督候補として金本氏と元監督・岡田彰布氏を挙げていたが、金本氏を最優先として1日に正式要請し、交渉を行っている。