国学院大が春の覇者・専大に逆転勝ちして、初戦をものにした。

 安打はわずか3本ながら1点差を追う5回2死一、二塁で2番・鈴木薫外野手(4年=文星芸大付)が逆転の3ランを放ち、ひっくり返した。

 投げては、今季チーム全7試合登板の土倉将投手(4年=遊学館)が3失点しながら、粘りの投球で9回146球を投げ抜いた。

 試合終了時、ベンチ内には鳥山泰孝監督(40)から「ナイスゲーム」の声が響いた。同監督は「今日の試合は第2の開幕戦と思ってやってきた。でも次の1勝を取ってこそ、今日勝ったことの意味がある」と、その言葉に力がこもった。