阪神が来季の外国人選手編成、FAなど補強戦略を再検討していることが19日、分かった。ここまでに外国人では構想外となったマートンの退団が確実となり、ゴメスの残留も微妙な状況となっていた。金本知憲新監督(47)就任に伴い、これまでの編成方針を踏まえながらも指揮官の意見と合わせて再検討する方針となった。

 ドラフト、FA補強を含めた補強戦略も練り直す。今オフFA市場の目玉とみられるソフトバンク松田が宣言した場合でも獲得は見送る方針だったが、新監督の意向次第では再び調査に乗り出す可能性が出てきた。

 この日の会見では補強について「実際そこまで考えていません。できれば補強なしで、今の選手で勝っていくのが理想ですけれど、やはりそうは言っても結果を求められる。これからじっくり、時間をかけて考えていきたい」と戦力補強の必要性を示唆。球団は、新監督の意向も尊重する方針で外国人補強、補強を含めた部分にも金本色は反映されることになりそうだ。