巨人は9日、野球賭博に関与していた福田聡志投手(32)笠原将生投手(24)松本竜也投手(22)との契約を解除する方針を固め、公表した。

 笠原、福田、松本竜の3選手は、いわゆる「闇カジノ」でバカラ賭博も行っていた。巨人はこの日の会見で、3選手が「一般客が入れないような」カジノに通っていたことを明かした。特に深く関わっていたのは、笠原だったという。

 昨年4月の遠征中、知人に食事に誘われた。出向くと、バカラ賭博の店に連れて行かれ、勝負をし、数十万円を受け取った。当時の笠原の説明は「何も分からずにトランプをして、お金を渡された。行ったらそういう所。裏切られた」だった。球団は、反社会的勢力が選手に接近してくる手口に引っ掛かった可能性が高いと判断した。受け取った金を全額返金させ、再び行わないよう誓約させた。

 しかし笠原は、その後もカジノでの賭け事を続けた。松本竜を含む他選手を誘い、松本竜は誘いに乗った。知人とは、ここまでの調査で接触が認められた「A氏」「B氏」と別人物の男性だという。足を運んだ闇カジノは複数箇所に及ぶという。