ソフトバンク内川聖一外野手(33)が23日、来季も主将としてチームを3連覇に導く決意を明かした。工藤監督は内川主将続投を明言しており、今季8年ぶりに打率3割を切った内川本人も来季への思いは人一倍だ。ヤフオクドームで行われたファンフェスティバルに参加し、気持ちを新たにしたキャプテンが、16年も日本一への先導役となる。
内川が来季も「C」マークを胸に刻み、日本一3連覇に挑む。この日、ホークスファンと触れ合った内川が、目を輝かせた。
「(監督に)信頼していただいているのはありがたい。毎年同じような姿ではいけないので、進歩していけるようしたい」
キャプテンとして、一打者として、野球人として、さらなる飛躍を言葉にした。工藤監督から全幅の信頼を寄せられている。指揮官は秋季キャンプ中、来季の主将について「私が(監督を)やっている限り(内川に)やってもらう」と明言していた。工藤監督が「あれだけ実績を残していて、責任感もある。今年は4番としてもやってくれたし、僕の考えも理解してくれている」と表現するスラッガーは、今季誰よりも苦しんだ男でもある。
レギュラーシーズンで、4番として打率2割8分4厘、11本塁打、82打点の成績を残し、リーグ連覇に貢献。ただ、目標だった8年連続打率3割を逃し、得点圏打率も2割9分9厘。併殺打はリーグトップの24だった。CSでは肋骨(ろっこつ)を骨折しながら3試合連続決勝打を放ったが、その影響で日本シリーズ欠場。重責を担い、戦い続けてきた男だからこそ言える言葉がある。
「チャンスで打てなかった時に下を向かず、前を向きたい。自分が沈んでいると、人がそうなった時にアドバイスできることが少ないし、チームがうまくいかない時にどういう方向性を示せるかが大事。全員が同じ方向を向けるよう、しっかりコミュニケーションをとっていきたい」
鷹党からの感謝の言葉も、内川の心に響いた。「ファンの方からありがとうと言われるのはうれしい。こっちがお礼を言わなきゃいけないくらい」。来季こそ完全燃焼だ! 来季も主将としての責任を果たし、ファンとともに3年連続日本一の喜びを分かち合ってみせる。【福岡吉央】



