ロッテ中村奨吾内野手(23)は30日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1000万円アップの2500万円(推定)でサインした。

 1度も2軍に落ちることなく1軍に定着し、安定した守備を見せたことが評価された。1年目の今季は111試合に出場し、5本塁打、21打点、打率2割3分だった。4月30日の西武戦(QVC)ではプロ初本塁打を先頭打者アーチでマーク。新人では98年の阪神坪井以来6人目の記録となった。

 来季は三塁の今江がFAで楽天に移籍する。また二塁のクルーズも退団した。本職は二塁だが、今年は三塁も守り故障離脱の今江の穴を埋めた。「来年はどちらかでレギュラーをとってくれと言われました。どこでもできるようにしたいし、フル出場したい。そのためには打撃力をアップしたい」と、課題を克服し2年目の飛躍を誓った。