球団からポスティング制度による大リーグ挑戦が認められた広島前田健太投手(27)が4日、大阪市内で「ミズノ アドバイザリープロスタッフ会議」に出席。終了後に報道陣の前で思いを口にした。

 前田 球団に自分の夢を後押ししてもらったので感謝しています。(ファンなどへの報告は)まだ何も決まっていないので、きちんと決まってからにしたい。喜んでもらえるような結果になれば。喜びというよりも感謝。きちんと決まるまでは不安が多い。自分を必要としてくれる球団であればどこでも行きたい。

 13年オフの契約更改の席で近い将来の米大リーグ挑戦希望を公言。昨オフは球団が「機運」の高まりに欠けると判断した。今季は最多勝を獲得し、沢村賞も受賞。成績だけでなく、エースとしての立ち居振る舞いも評価された。昨夜、鈴木清明球団本部長(61)から直接電話で容認を伝えられた。