オリックスのドラフト2位指名のパナソニック・近藤大亮投手(24)が9日、大阪市内で契約金8000万円、年俸1200万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。目標には新人王とともに、あこがれで“師匠”でもある広島黒田との投げ合いを掲げた。

 「黒田さんの残留はニュースで見ました。すごくうれしい。日本シリーズで投げ合うことができるように努力していきたい。中2の時に初めて見たプロ野球選手。こういう選手になりたいと思った。すごく大きくてオーラがあった」

 中学時代に所属した「オール住之江」の監督が黒田の父一博さんだった。近藤は黒田からも「左足を真っすぐ踏み出せ」と助言をもらい、今に生かしている。

 最速151キロ右腕は即戦力のセットアッパー候補として期待がかかる。背番号は金子と西の間の20に決まり「自分もおふたりのような日本を代表する投手になりたい」と意気込んだ。