誕生寸前まできていた「阪神マテオ」は、年明けにずれ込むことになった。22日、四藤球団社長は獲得交渉を行い、基本合意に達しているマルコス・マテオ投手(31=パドレス)について、報道陣に説明した。

 「保有球団、代理人を含めて交渉していますが、アメリカはクリスマス休暇に入る時期。メディカルチェック、手続きなどにも影響あり、早くても(正式契約が)年明け早々になるかと思います」

 マテオは呉昇桓に代わるストッパーとして交渉してきた。現在はドミニカ・ウインターリーグでプレーしており、本人も日本球界でのプレーに自信を見せていた。この日、アメリカでメディカルチェックを受ける予定となっていた。

 四藤球団社長はメディカルチェックで問題が発覚した可能性を問われると「手続き上、クリアしなければいけないところがいくつかある。早く決めたいと思っています。次の補強もあるんで速やかに進めたい。すべてをクリアしないと次に進めないので」と話した。詳細は明かさなかったが、クリスマス休暇を含め、当初の目指していた年内誕生を阻む要素が発生したようだ。