中日森野将彦内野手(37)が打撃のアンチエイジングで三塁定位置を奪取する。23日、ナゴヤ球場で自主トレに励み「来季は打撃を若々しく、振り切りをしっかりしたい」と38歳シーズンへの決意をにじませた。

 82試合で打率2割6分2厘、10打点、01年以来の本塁打0に終わった今季は、うまくやろうとしすぎた自己分析。「ベテランの味を減らす。ボールを引きつけすぎるから長打が出ない。ボール球のカットや犠牲フライは打てるけど…代打はやだ」。

 今年の開幕3戦目で、右手親指を骨折し、約2カ月離脱。その裏では「右肘に痛みもあった。誰にも言わなかったけど」と明かした。オフに入りキャッチボールを控えていたが、この日から再開。心身ともに万全の準備を整える。