ソフトバンク松田宣浩内野手(32)が今季、40本塁打を目指す。12日、グアムで自主トレを公開。「目標は高くしないとダメ。去年はホームランテラスの恩恵もあったが、本塁打は本塁打。フェンス直撃だった当たりをあと5本、どう本塁打にするか。不可能な数字ではない。ギータ(柳田)よりも先手先手で打っていく」と語った。ホークスでは柳田も40発を目標としており、プロ野球史上初となる同一球団での日本人40発コンビ実現を狙う。

 昨季本塁打は、37発の西武中村に次ぐ35本。これまで875グラムのバットを使ってきたが、本塁打量産に向け、春季キャンプで同形の900グラムのバットを試す。「軽いほうが自分らしい打球を打てるが、使いこなせるなら使う。40本打てば、去年94だった打点もついてくる」と鼻息も荒い。

 昨季限りでホークスを退団した松中氏とグアムで汗を流している。「秋山さん、松中さんと受け継いで、いい自主トレ場所にしたい」。後輩にも気を配りながらグアムで戦える体をつくり、プロ11年目のシーズンに挑む。(グアム=福岡吉央)