参入2年目を迎えるBCリーグ福島ホープスの岩村明憲選手兼任監督(36)が15日、郡山市内で新入団会見を行った。富山から加入した高橋元気投手(23)を始め、ドラフト1位の左腕・中瀬祐投手(22)ら計4人の新加入選手が参加した。岩村選手兼任監督は「120%期待している。高橋は富山での5年間の経験を生かし、ルーキー3人は地に足をつけてがんばって」とエールを送った。

 補強ポイントの1つだった左腕の獲得に成功した。社会人から声がかからなかった中瀬をトライアウトで発掘した。最速138キロながら、落差の大きいフォークが光る。中瀬は「何苦楚フォークです」と指揮官の座右の銘をもじって名付けた決め球に自信を見せた。岩村選手兼任監督も「スピードはないけど投げ方が良い。下半身を鍛えていけば」と原石に期待を寄せた。

 昨年は後期1位となるも、地区チャンピオンシップで新潟に敗れた。今季の目標は当然、日本一だ。昨年は10試合の出場で10本の安打を放った岩村選手兼任監督は「スーツ着ている時間の方が長い。出るならDHだけど、代打で出る機会が増えてくる」とチームの底上げを実感していた。