2月に阪神1軍キャンプが行われる沖縄・宜野座村営野球場が、「金本阪神フィーバー」に備えてのファン受け入れ態勢を、急ピッチで進めている。

 その1つが球場にある駐車場の収容台数を増やすこと。これまで施設内にあった観光バス専用の駐車スペースを近くの漁港に移す。昨年は封鎖していた球場横の体育館駐車場も開放する予定。600台から100台分近くスペースが広がる。

 また、金本監督や選手らの安全を確保するために警備員の増員も検討。04年キャンプから練習時は8人、試合時には20人態勢で警備員を配置してきたが、状況次第では大幅に増員する可能性がある。詰めかけるファンの安全面も考慮。事故防止のため、外野に1メートル高い防球ネットを設置する方向だ。

 球場関係者は「星野さんや、岡田さんの時くらいのお客さんが来ると想定している。これまで宜野座キャンプの最多は(04年)岡田さんの8万人。それを超えるかもしれない」と、リーグ優勝翌年の04年春に匹敵するフィーバーを見込んでいる。キャンプ地・宜野座が、早くも盛り上がっている。