西武の出陣式が29日、埼玉・所沢市内の西武第二ビルで行われた。主力選手、新人、新外国人選手が、集まったファン3086人の前で、今季に向けた決意表明。ドラフト1位の多和田真三郎投手(22=富士大)は、「セールスポイントはストレートです。目標は新人王です」と宣言し、会場を沸かせた。

 エース岸孝之投手(31)は開幕投手への意気込みを問われ、「もちろん、そこを目指して。ケガをしないように頑張りたい」。3年目の森友哉捕手(20)は「昨シーズンはDHでの出場が多く、守備機会が少なかった。まだ若いので守って打てる選手になりたい。(正捕手の炭谷には)負けてますけど、負けたくはないですね」と、意気込みを示した。

 最後にあいさつに立った田辺徳雄監督(49)は「選手たちを見て下さい。相当厳しい自主トレをしてきたと思う。『BEAST! 強く、猛々しく。』のスローガンのもと、最後の最後には必ずや優勝というゴールテープを切ります」と誓い、大きな拍手を浴びた。