日本ハム大嶋匠捕手(26)が、1軍生き残りへアピールした。韓国NCとの練習試合で9回2死一、二塁、2点適時二塁打を放った。日本時間14日が26歳の誕生日。1軍キャンプに初参加した昨年の2月13日は左太もも裏の肉離れを発症し、その後に2軍落ち。悪夢の1日となったが、今年は笑顔でリベンジした。

 土壇場に巡ってきた好機に燃えた。3点を追う9回2死一、二塁。大嶋は「積極的に行こうと思っていた」と、1ストライクからの2球目、外角への直球を逆らわずにはじき返した。打球は左翼線を転々。2点適時二塁打。「ランナーがいた場面で、なんとか打ちたかった」。塁上での表情は引き締まったまま。サバイバルレースに身を置く男の気合の表れだった。

 2年連続のキャンプ1軍スタートに、並々ならぬ思いがあった。昨年2月13日の走塁練習で、左太もも裏に違和感を覚えた、軽度の肉離れで3日後には2軍行きが決定。1度も1軍に昇格できず4年目を終えた。

 ピオリアでの実戦は4試合で計5打数2安打2打点。打席数は少ないが、凡打の内容も悪くなく、この日の好機での1本は大きなインパクトも残した。「みんな、結果を残している。自分も負けられない」と発奮している。ソフトボール界から転身して5年目。栗山監督は「技術的に上がってきているというのは感じている。正直、かなり大きなアピール」と、賛辞を贈った。がむしゃらに激しい競争を戦い抜く。