日本ハム米野智人捕手兼任2軍バッテリーコーチ補佐(34)が今日19日、沖縄・名護で行われている1軍キャンプに昇格する。昨オフに西武から加入した新戦力で、札幌市出身の道産子。2軍バッテリーコーチ補佐兼任という異例の役割を任され、沖縄・国頭の2軍キャンプ中はリーダーシップを発揮してきた。プロ17年目のベテランとしての経験値もあり、18日に球団幹部とともに国頭を視察した栗山監督の意向を反映する形で、この日までに1軍合流が決まった。

 開幕へ向けた「着火剤」としての役割が期待される。1軍キャンプには捕手5人が登録も、正捕手候補の近藤の調整遅れが顕著。近藤は昨年12月の自主トレで、ノックを受けた際にバランスを崩して左膝を強打。米アリゾナでの1軍キャンプメンバー入りも、別メニュー調整中で捕手としての実戦のメドが立っていないなど影響は大きい。大事に至っていないとの見込みも、いまだ違和感を抱えている状況。同ポジションの入れ替えはなく、捕手6人態勢で、近藤が開幕に間に合わないことを想定した特別措置が取られることになった。