9月の第7回女子野球W杯(韓国・釜山)で大会5連覇を狙う、侍ジャパン女子日本代表(マドンナジャパン)のトライアウトが27日、千葉・柏市内で行われた。

 「ナックル姫」こと、BCリーグ石川の吉田えり投手(24)がシート打撃に登板。打者5人に被安打1、1奪三振の内容だった。「納得はしてないですけど、良い経験になった。投手のボールや打球の速さ、パワーを見て、女子野球のレベルが上がっていると感じた」と振り返った。

 米国や国内の独立リーグで男子選手と戦ってきた吉田は、今回のトライアウトに照準を合わせて調整。昨年に女子プロ野球の試合を球場で初観戦し、動画などもチェック。身長の低い女子選手とのストライクゾーンの違いも対策してきた。「代表に入るのは中学の時からの夢なので、明日(28日)も自分を信じてやりたい」と話した。

 トライアウトには64人が参加。28日に25人前後に絞られる。今後は合宿を行い、8月に最終メンバー20人が決定する。