球団史上初めて新人が開幕戦の白星を決めた。

 DeNAのドラフト3位、柴田竜拓内野手(22)がプロ初打席で初安打&初打点をマーク。2回1死二、三塁の絶好機で広島ジョンソンの直球を捉え、決勝の2点適時打を放った。今季から指揮を執るアレックス・ラミレス監督(41)に開幕戦のウイニングボールをプレゼントした。

 開幕戦で新人のV打は97年小坂(ロッテ)以来で、ドラフト制後は4人目。セ・リーグでは59年に江藤(中日)と赤木(国鉄)が記録して以来、57年ぶりとなり、DeNAでは初めて。DeNAの得点は柴田の適時打による2点だけ。チームの全得点をたたき出してチームを勝利に導いた新人はプロ野球史上初めてになる。