元横浜(現DeNA)ベイスターズのオーナーで、3月31日に食道がん多発肝転移のため73歳で死去した若林貴世志氏の通夜が5日、東京・中野区の宝仙寺で営まれた。

 04年にTBS副社長に就任後、同10月から11年12月まで球団オーナーを務めた。穏やかな人柄でユニホーム組から信頼が厚く、05年にチームは3位に食い込んだ。

 トレードマークの口ひげをたたえ、優しくほほえむ写真が飾られた。参列した佐々木主浩氏(48=日刊スポーツ評論家)は「本当にお世話になった。残念です」と話した。告別式は6日午前11時から同所で行われる。