コリジョン(衝突)ルールが適用され、判定が覆るプレーがあった。

 同点で迎えた日本ハム6回1死満塁の場面。西武高橋光成投手(19)の暴投で、三塁走者がまず生還。ボールがバックネット方向を転がる間に、二塁走者の浅間大基外野手(19)も本塁を狙った。

 ベースカバーに入った高橋光に送球され、ヘッドスライディングした浅間はアウトと判定されたが、高橋が走路をふさぐ形で立っていたこともあり、審判団はVTRで検証。結果、コリジョンルールが適用され、浅間の生還が認められた。

 責任審判の杉永一塁塁審は「走路に(高橋の)足があった。高橋投手には警告です」と説明。タイミングがアウトだったこともあり、浅間は「捕手の処理が遅れていたので。自分の判断でいきました。コリジョンルールでセーフにはなったけど、しっかりと反省しないといけない」と話したが、栗山英樹監督(55)は「前に行くんだ、という浅間のよさは出ている」と責めなかった。