「頸部(けいぶ)神経根症」と右肩痛で選手登録抹消中の広島黒田博樹投手(41)が12日、マツダスタジアムで投球練習を再開した。

 ショートダッシュを終えると、黒田は菊地原3軍コーチを相手に最長30メートルの距離を取ってキャッチボールを行った。先発した7日DeNA戦(マツダスタジアム)以来、5日ぶりの投球練習で患部の状態だけでなく、球の回転も確認した。

 その後は階段ダッシュを10回、外野フェンス沿いを3往復走り、ウエートルームに姿を消した。黒田は「何とか(登板を)1回飛ばして投げられるようにしたい」と話し、最短での復帰へ大きな1歩を踏み出した。