JR東日本からドラフト6位で中日に入団した石岡諒太内野手(23)が、実質のデビュー戦でいきなり3安打を記録した。

 ウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)に「2番DH」で先発し、プロ初打席で福井から右前にクリーンヒット。2打席目も右前へ、3打席目は俊足を生かした二塁内野安打と持ち味を発揮した。7回に代打を送られ3打数3安打だった。

 キャンプ直前の1月下旬に腰の椎間板ヘルニア除去手術を受け、キャンプ中は名古屋に残って病院暮らし。同期の奮闘を横目に、焦りを抑えながらリハビリ生活を続けてきた。前日18日の同対戦で代走として初出場。この日が初先発だった。走塁を最大の武器とするルーキーは「俺を忘れるな」とばかりにプロの第1歩を踏み出した。