広島が誇るビッグレッドマシンガン打線が、ロッテ投手陣と風の前に今季3度目の0封負けを喫した。

 序盤に3点のビハインドを背負う展開にも、4回までは毎回走者を出した。2回は2死から連打で一、二塁。4回も2死二、三塁とした。だが、いずれも8番安部が空振り三振と一ゴロに倒れブレーキとなった。7回に二塁打を放つも「(2度の)得点圏で打ちたかった」と唇をかんだ。

 また、4回のエルドレッド、6回の丸と松山の捉えた打球が、風速7メートルから9メートルの逆風に戻される不運もあった。石井打撃コーチは「こういう状況で打ち上げては…。ゴロを打つ意識がないと」と振り返った。