慶大がサヨナラで決勝進出を決めた。

 9回裏、1死満塁で宮田皓内野手(1年=慶応)が左前へサヨナラ打を放った。「真っすぐを狙っていました」と喜んだ。

 宮田は昨夏の甲子園開会式で、慶応(神奈川)の主将として入場行進の先導を務めた。神奈川大会準々決勝で敗れたため、1人で甲子園を訪れた時のことを振り返り、「同じ高校生が甲子園でプレーしていて悔しかった。大学で野球を頑張らないといけないと思ったので、新人戦ですが、こういう活躍ができてうれしかった」と笑みがこぼれた。 

 投げては、14年夏、秀才のプロ注目左腕として注目された田中裕貴投手(2年=芝)が救援し、3回を1安打0封した。