中日ダヤン・ビシエド外野手(27)がついに目覚めた。

 6回に1点を先制し、なお無死一、二塁のチャンスで藤浪のスライダーを左翼にライナーで3ランを打ち込んだ。交流戦で大きく調子を崩していた主砲にとって、6月9日のオリックス戦(京セラドーム大阪)以来、実に16試合ぶりの17号だった。「いいスイングで打つことができた。状態は良くなってきているし、こういう打席をどんどん増やしていきたいね」と自信も回復したようだ。

 続く7回の打席でも右中間に適時二塁打で、しめて4打点で今季50打点に乗せた。「甘く来た球を逃さずに打つことができたよ」とこちらも満足そう。打点自体が16試合ぶりだったが、1試合4打点は3度目で自身最多に並んだ。