日本ハム斎藤佑樹投手(28)が力投実らず、今季初勝利はまたもお預けになった。

 今季2度目の先発で、2回以降は再三、ピンチをしのいで5回無失点。4四球と制球が乱れてリズムに乗りきれなかったが、3安打、4三振で、オリックス打線を封じた。「低めに丁寧に投げることだけを意識しました。長打を打たれるとゲームが傾いてしまうので、特に中軸のところは、注意して投げました」。チームの15連勝が止まって一夜明けで、前半戦の最終戦という重圧のかかるマウンドで最低限の仕事をした。「何とかピンチを背負いながら、粘ることができて良かったと思います。あとはチームが勝てるように応援したいです」と、一定の納得ができた92球だった。