広島黒田が日米通算200勝を達成。

 試合後、緒方孝市監督(47)は黒田を祝うサプライズTシャツを着用したまま会見に現れた。談話は以下の通り

 -打線も援護

 緒方監督 野手もいい攻撃をしてくれて。黒田も精神的に楽にね。前2試合とは違った形でのマウンドになったと思うし、初回の得点というのは、勇気を与える攻撃だったね。

 -黒田は

 緒方監督 絶好調じゃないなかでも、ランナー出してからね。最後の勝負球。見送り三振も何個もとっていたでしょう。力のあるボールをしっかり投げきる。そこらへんがゲームを作る、さすがの投球だったね。さすがベテランと思わせてくれました。

 -チームとっての存在

 緒方監督 間違いなく投手陣だけじゃなくて、チームの精神的な支え。ものすごく大きな存在だね。彼がああいう投球をする姿を見て、後ろを守る野手は投球に応えたいと思って守る。打席に立つ。まあただ、ここから先、十何回マウンドに上がってもらうからね。

 -黒田という男は

 緒方監督 個人記録どうのこうのでやってはいないからね。チームの勝利を求めてマウンドに上がっている。今季も昨季と変わらず、勝っていても途中で交代するときは「すみません」と言ってくれる。勝っていても、打たれていなくてもね。その言葉は「最後まで投げ抜くのがスタイル」ということの表れ。こっちとしては十分ゲームを作ってくれていても、責任を果たしてくれていても、そう言うからね。そういう彼の気持ちというのは、言葉でポッと出るよな。

 -節目に立ち会えた

 緒方監督 大きいね。200勝はそうそう、お目にかかれるあれじゃないでしょう。何年も出てこないんじゃない。その場に立ち会えて、一緒にプレー出来てうれしいし、光栄に思う。