1点リードの8回から登板した楽天キャム・ミコライオ投手(32)が、決死のプレーで同点のピンチを切り抜けた。

 ヒットと四球、犠打で8回1死二、三塁となった場面。代打吉田正に許した中前へ抜けそうな強襲ライナーを、左腕に当てて止めた。三塁走者を本塁でアウトとし、次打者も三ゴロに抑えピンチを脱出した。

 「打球が抜けたら同点だった。キャッチしようとしたら、左腕に当たったよ。腕は、グラブをつかむ分には問題ない。先発投手があそこまで頑張って投げていたから、救いたかった」とアイシング中の左腕を掲げた。

 症状について、梨田監督は「打撲のようだけど、握力がどうなっているか、明日の様子を見なければいけない」と説明した。