中日は悲劇的なサヨナラ負けを喫した。

 前日まで15試合連続3得点以下だった打線が奮起した。5回に一挙7得点を奪うなど先発全員安打。ヤクルトを上回る13安打を放ち、10四死球をもらいながら、投手陣が打たれた。9回に土壇場で追いついたがこれも無死満塁から1点どまり。終盤は拙攻が目立ち、効果的に加点できなかった。

 最後は延長11回、6番手の福がチェンジアップを暴投にして終わった。福は涙を流し、荒木に慰められながら引き揚げた。

 監督代行の森繁和ヘッドコーチ(61)は「あれだけ点を取ってくれたんだから守りきらないといけない試合。こういう(打つ)試合は何回もあるものじゃない」と悔しそうだった。