巨人の球団職員でウグイス嬢歴39年の山中美和子さん(59)が、11月の定年後に「専属ウグイス嬢」として契約更新することが29日、分かった。

 “プロウグイス嬢”の誕生は球団史上初めてで、最長5年の契約も見込まれる。山中さんはレギュラーシーズンの約1400試合で巨人戦の放送係を担当。栄光にも挫折にも寄り添ってきた名物ウグイス嬢が、来季以降も高橋巨人を支えていく。

 ◆山中美和子(やまなか・みわこ)1956年(昭31)11月4日、神奈川生まれ。追浜高(神奈川)では野球部のマネジャーを務めた。高校卒業後、神奈川県高野連に就職。巨人の場内放送係募集に応募して採用され、77年8月から球団職員としてウグイス嬢を務める。現在は運営部課長。印象に残る選手は「王さん、中畑さん、阿部選手ですね」。腹筋50回と発声練習を日課にする。