「CS奪取ローテ」だ! DeNAが球団史上初のクライマックスシリーズ(CS)進出を一気に決めにかかる。今日13日からの4位ヤクルトとの直接対決2連戦(神宮)の初戦は今永昇太投手(23)が先発。「ローテの日程を変えて、初戦に合わせたという意味を考えて投げなければいけない」と中8日のマウンドに気合を込めた。

 残り11試合で4位ヤクルトとのゲーム差は3・5となっている。絶対有利の状況だが不安材料もある。10日の中日戦で自身4連勝となる11勝目を挙げた山口がコンディション不良で次回登板が中6日以上になる可能性が浮上。ゲーム差を詰められ、CS争いがもつれれば不利になっていく恐れがある。ただ、一気にたたみ掛けられれば、CSまで十分な調整期間が確保できる。

 ヤクルト戦後の阪神3連戦(甲子園)は、16日の2戦目にベテラン三浦が今季2度目の先発登板が最有力。三浦本人は「何も聞いていないし、知らない」と言いつつも「夏場以降はコンディションも悪くない。1軍で投げるために2軍で投げてきた。常に1軍のマウンドを目指している」と話した。

 CS進出へのクリンチナンバーは8まで迫った。ラミレス監督は「自分たちが何をやらなければいけないか考えながらやっていく」と話した。まずは眼下のヤクルトをたたく。【為田聡史】