日本ハムが4年ぶり7度目のリーグ優勝を達成した。一時、ソフトバンクに最大11・5ゲーム差をつけられたが驚異の粘りを発揮。142試合目での大逆転Vだ。栗山英樹監督の一問一答は以下の通り。

  栗山監督 きょう、ライオンズ最終戦で、セレモニーの前ですが、ライオンズファンの皆さん少しだけ時間を下さい。

 ―どんな気持ちで胴上げ

 栗山監督 感動しました。

 ―僅差の試合

 栗山監督 ここまで頑張ってきた選手たちが、勝ちたくて勝ちたくて、緊張しているのが伝わってきた。何でもいいから早く勝たせてあげたいと思っていましたけど、よくやってくれました。

 ―大谷が見事な投球

 栗山監督 ピッチングを1回も褒めたことはないですけど、最高でした。

 ―レアードの1発

 栗山監督 ブランドンも、そんなに力入れてもというくらい気合いが入っていた。レアードの本塁打、(中田)翔の打点、(西川)遥輝の足、そういったものが武器になっていたが、それを発揮できた。

 ―苦しい戦いだった

 今年は我々も苦しかったですけど、日本全国いろいろな災害があって。北海道には来ないはずの台風が来て、絶対、我々が苦しいと言ってはいけないと思っていた。皆さんの姿を見て「最後まで諦めるな」と力をもらいました。北海道の皆さん、応援してくれた皆さんの力で勝ちきれたと思います。

 ―最大11・5ゲーム差

 栗山監督 ずっと言ってきましたけど、諦めてなかったし、それを一番教えてくれたのはファイターズの選手たちでした。

 ―15連勝もあった

 栗山監督 すべての面で進化してくれたし、まだまだここから大きな勝負がありますけど一人一人の選手がこの世界で勝負できるという進化を見せてくれた。夏場あたりからはその成長を見守るだけだった。最後にどうしても勝たせてあげたかった。

 ―気の抜けない戦い

 栗山監督 本当に頼もしかったですし、進化の早さを実感できた。私もそうですし、コーチの皆さんは選手が前に進んでくれることがい一番の喜び。私たち以上にファンの皆さんが一番感じてくれていたと思う。

 ―4年前との違い

 栗山監督 優勝うれしいっす。

 ―日本一へ

 栗山監督 僕がということではなくて、選手たちが一番、日本シリーズに置いてきた忘れ物を感じてくれている。そこを目指してやっていきたい。

 ―ファンへ

 栗山監督 北海道の皆さん、ファイターズを応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。今シーズン間違いなく1つだけ確信したことがあります。ファイターズの選手たちは北海道の誇りです。

 歓喜のビールかけに「ほとんど、監督だと思っていない」。