中日森繁和新監督(61)が2日、さっそく“残留交渉”に動いた。国内FA権を持つ平田、大島の去就が注目されるが、ナゴヤドームでの秋季練習初日を終えた森新監督は「もう(2人と)話した。『必要にしている』『出て行くな』とも」と明かした。キャプテンの平田は練習前にコーチ室を訪れた際に、大島にはシーズン終了後のオフ期間中に電話で意思を伝えていた。

 森新監督が「いなきゃ困るよ」と頼りにする2人は来季を戦うために不可欠な存在。もし流出となれば、思い描く構想が大きく変わってくる。平田は「来年も戦力と考えていると言ってもらった。非常にうれしく思います」。大島は「ゆっくり考えていいと言われた」と新指揮官の言葉を受け止めていた。今後も森新監督は2人からの相談をいつでも受け付けるという。門戸を開き、引き留めに全力を注ぐ。