ソフトバンク今宮が復帰に向けた大きなステップを踏んだ。5日のケース打撃で、9月26日ロッテ戦以来、9日ぶりに実戦をこなした。約80メートルの遠投後、守備練習で遊撃の位置に入り、送球動作を確認。打撃練習も通常メニューにクリアし、ケース打撃では2死二塁で迎えた第1打席に中前適時打を放った。途中から守った遊撃では守備機会は1度だけだったが、二-遊-一の併殺を完成。「思っていたよりもやれた。結構投げられたし、打撃もできた」と振り返った。

 さらに「明日(6日)どういう感覚になるかだが、自分ではやれると思っている。やるつもりで(状態を)持っていきたい」と、CSファーストステージでの復帰宣言まで飛び出した。

 今日6日の右肘の状態を確認し、紅白戦出場の可否を決める予定。工藤監督は「打つ方は大丈夫。守りは6、7割と話していた。当日まで状態を見ないといけない」と慎重な姿勢だが、紅白戦出場も問題なければ、CSでの復帰となりそうだ。薬指骨折から実戦復帰した柳田も、今日6日に1軍合流予定。今宮も順調なら、打者陣の役者はそろうことになる。【福岡吉央】