広島赤松真人外野手(34)が5年ぶり!? の1発を放った。紅白戦に紅組の「6番中堅」でスタメン。2回2死から福井の抜けたフォークをとらえて左翼席の看板に当てた。

 前日8日の紅白戦で本塁打を放ったエルドレッドはベース1周をしなかったが、赤松は快足を飛ばして1周。途中ではベンチから「5年ぶり!」の“ヤジ”も飛んだ。

 「恥ずかしかったです。久しぶりで入るかも分からなかったので、1周しました。結果は出ないより出た方がいい。僕は1軍ではメンタルがやられると、バットが出なくなる。とりあえず振ろうと。リラックスしてシンプルにバットを落とせた。東出コーチにもバットを落とすだけ、と言われているので。僕が打席に入るときは、シーズンでも緊迫した場面が多かった。つなぐ意識だったので、本塁打はたまたま。おまけです。ただ守備と走塁の割合が大きいと思うので、そちらをしっかりやっていきたい」と振り返った。

 ちなみに赤松は公式戦では12年の8月30日ヤクルト戦(神宮)でロマンからセンターへ放っている。