ロッテ伊東勤監督(54)は10日、球団の続投要請に対し、戦力補強に関する要望を出していることを明かした。前日にCS敗退。今季の指揮を終えたが、9月前半に受けた続投要請に保留を続けている。「要望を出している。補強のこと。(続投要請を受諾するかは)それがクリアされるか次第」と話した。

 近日中に球団から要望への回答を聞く見込み。続投が濃厚も、就任5年目の来季こそ「勝てるチームづくり」を行うため、球団の方針を確認したいというのが真意とみられる。上位の日本ハム、ソフトバンクとの差を「選手層」と指摘。外国人補強、トレードなども積極的に仕掛け「競争させる環境をつくって欲しい」と希望した。また、ソフトバンクがデスパイネの獲得調査に乗り出すことが判明。球団が主砲を引き留められるかも、伊東監督にとって大事なポイントといえる。