阪神金本知憲監督が安芸秋季キャンプの特別強化指定を3人程度に絞り込む方針を明かしたことについてのコメント。

 「俺が見ていかないと。片岡(打撃コーチ)は全体を見ないといけない。俺は堂々とやる。ピックアップされないということは、そのレベルに来てないんだぞと」。

 筆頭候補に挙がるのがフェニックスリーグで奮闘中のルーキー板山。

 「キャンプでも『あ、コイツ』というものを見せてくれたら土俵に上がってくる。板山はその候補だと思う」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─中谷には腰が浮く悪癖を指摘。現状はどうか

 金本監督 シーズンが終わって、また、よくなっていたね。この秋季練習で。出るけどね、逆方向に打つときに。腰をしゃくり上げるというか、腰が浮いてしまうというか。でも、今年の春のキャンプからしたらまったく別人に近い。

 ─三塁を考えれば、打つ方のレベルアップを

 金本監督 三塁に固定するわけじゃなくチャンスを広げるためのスタート。外国人補強とか兼ね合いはあるけど、いろんなポジションを守れたほうがチャンスは広がる。あとはバットの出とスイングスピード。

 (続けて)

 金本監督 わりと変化球もついていく。真っすぐは打てるけど変化球を投げられたら、だいたい、そこでつまずくんだけど、ウチは逆や。半速球に強くて、真っすぐに負ける。ちょっと不思議。そういう印象ない? 他のチームの若い選手は真っすぐだけで変化球はワンバウンドでもツーバウンドでも振るでという感じ。そこから慣れていくのが普通。俺自身もそうだった。

 ─原因は

 金本監督 スイングスピードの問題。投手の球の速さとスイングの速さが、まったく合っていないもん。ベンチから見ていても。