ソフトバンク鶴岡慎也捕手(35)が1日、4日間の断食を始めた。オフの間に体をリセットさせることが目的。日本ハム時代から約10年間継続しており、酵素ドリンクと水だけの生活で内臓を休ませ、体内を浄化する。「シーズン中は内臓も疲れるので、1度休ませるんです。やったらスッキリするし、来年頑張ろうという気持ちになれます」。

 この日はヤフオクドームを訪れ、ランニングなどで汗を流した。「食べてないから動けない」と苦笑い。だが2歳年上の細川が戦力外通告を受けたことで、鶴岡の尻にも火がついた。「年も近いし、人ごととは思えない」と引き締めた。

 来季は4年契約の4年目。今季は細川、高谷のケガもあり、チーム最多の67試合で先発マスクをかぶるなど103試合に出場。だがCSでは出番がなかった。「最後に出られないと意味がないし、達成感もゼロだった。来年は1年を通して働き、終わりよければ全てよしとなるようにしたい」。断食で心新たに正捕手をつかみにいく。【福岡吉央】