日本ハム栗山英樹監督の来季の続投が2日、正式に決まった。この日、都内の日本ハム本社東京支社を訪れ、末沢オーナーにシーズンの報告を行い、その席で来季終了までの契約延長が決まった。栗山監督のコメント。

 「やらなければいいけないことはいっぱいある。たまたま勝たせてもらったけど、足りないものはたくさんある」。

 就任6年目を迎えるのは、北海道移転後ではヒルマン監督を抜いて最長だが「来年は『無』になる。選手をもう1回観察する」。

 「先入観を薄く。こういう選手だよね…というのを消す。それがもしかしたら違うかもしれないし」。

 「いいものだけは残して、ソフトバンクへ向かっていく」。

 また、巨人から大田泰示外野手と左腕の公文克彦投手を獲得し、吉川光夫投手、石川慎吾外野手を放出。大型トレードを成立させた。

 トレード発表前には「ファイターズの歴史の中で、優勝したら、さらに一歩前に出るというのがある。同じメンバーでやっても、同じように勝てない。もう1回、みんなでゼロから組み立て直す」。

 5日合流の日本代表で、投手としての調整も並行して行う考えを明かした大谷については「15年はピッチャーのタイトルを取って、今年は打つ方の成績を残した。でも二刀流になっていない」とバッサリ。