来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)前の強化試合で、侍ジャパンがメキシコを下し、対戦成績を1勝1敗とした。

 大谷翔平投手(22=日本ハム)を3番指名打者に、山田を1番起用するなど打順を組み替えて臨んだ日本が先手を取った。1回、中田の右翼線二塁打で先制。続く2回にも秋山翔吾外野手(28=西武)の適時打、3回には坂本の犠飛で着実に加点した。

 同点に追いつかれた5回に先頭の大谷が内野安打と盗塁で好機を作り、筒香の内野ゴロの間に決勝のホームを踏んだ。この回さらに秋山が押し出し四球を選びリードを広げ、7回には秋山、内川のタイムリーなどで3点追加。8回にも秋山が適時打を放ち、4打席連続となる4打点目でメキシコを突き放した。9回には中村晃が右翼越えの2ランを放った。

 先発した野村は4回を投げ3失点。2番手の増井が3回1失点でつなぎ、終盤を宮西、秋吉が抑えて逃げ切った。

 12日からはオランダと2試合を戦う。