中日大野がケガの再発防止に手応えをつかんだ。15日、ナゴヤ球場でキャッチボールなどで汗を流した。この秋初めて、岩瀬や山井、田島らが自主トレする鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」に出向き、6日間の鍛錬を終えて帰ってきた。「可能性を感じた。もっと早く行けば良かった。肘への負担が変わってくると思う。パフォーマンスが楽しみ」と声を弾ませた。

 今季は左肘の故障もあり7勝10敗、防御率3・54に終わった。来年はケガに泣くわけにはいかない。わずかな時間だったが「肩甲骨の可動域が広がっている」と体の変化を感じている。昨オフは米アリゾナでトレーニングに励んだが、来年の年明けは同施設で自主トレを行う予定だ。