西武福倉健太郎投手(25)が1日、契約更改交渉に臨み、50万円ダウンの推定年俸600万円でサインした。

 「来年で大卒4年目。危機感持ってやらないと終わるぞと言われました。意識してよりいっそう頑張らないと」と表情を引き締めた。

 15年は1軍デビューを果たしたが、今季は1軍での登板がなかった。「何も貢献できず、ケガもあってどん底。全体的にもっとレベルを上げないと。結果が出ない時に、自分でどうやって対応したらいいのか分からず、月日が流れた」と振り返る。

 2軍の秋季キャンプでは連日ブルペンに入り、期間トータル2400球も投げ込んだ。「少しつかめるものがあった。これだけ投げたのは記憶にないです。ただ単に試合に投げる、ブルペンに入るでは変わらない。そうではない意味を感じてやれたので、投げる量を増やしました」。オフは地元鹿児島に戻り、ケガ防止を目指したトレーニングに励む考えだ。