西武ドラフト4位指名の静岡・鈴木将平外野手(3年)が9日、埼玉・所沢市内で開かれた同球団の新入団選手発表会に出席した。背番号は「46」に決定。約500人のファンを前に目標を語り、飛躍を誓った

 西武のユニホームに初めて袖を通し、鈴木が言葉に力を込めた。

 「いずれは西武ライオンズの顔と言われるようになりたいです」

 将来の目標として「3割35盗塁」と記した色紙を掲げると、集まった熱心なファンから「オオ~」とどよめきが起こった。

 背番号は「46」。鈴木は「気に入っています。早く46番=将平と覚えてもらえるように頑張ります」と話した。高卒の新人外野手としては若い番号で、辻発彦新監督(58)も「野球センスがある。僕好みで細かいことができるタイプ。息の長い選手になってほしいですね」と期待を寄せた。

 鈴木は50メートル5秒8の俊足と巧みなバットコントロールが持ち味。西武の外野にはシーズン216安打の日本記録を持つ秋山翔吾(28)やチームリーダー栗山巧(33)ら好選手がそろうが、チーム状況やアピール次第では1軍昇格の可能性も十分ある。鈴木も「来年中に1軍。コツコツと良い成績を残せる選手になりたいです」と飛躍を誓った。

 今後は静岡で後輩たちと練習を続けながら、来年1月に球団寮に入る。新人合同自主トレも始まり、同2月1日からのキャンプに備える。【鈴木正章】