来季40歳シーズンを迎える中日荒木が、2000安打達成へ秘密兵器を準備した。9日、大阪市内で行われた「ミズノ ブランド アンバサダーズ ミーティング」に参加。今季使用したバットの他に、小笠原2軍監督が若手時代に使用していた型で33・5インチと34インチのものを新たに発注した。「キャンプ中には1本に決めたい」と相棒を探す。

 きっかけは故障で2軍調整していたときだった。ナゴヤ球場に置いてあったティー打撃用のバットを振ってみた。「バランスがいいなと思った。小笠原さんに言ったら『俺の若いころのバットだ』って言われたよ」。振りやすい感触が手に残った。節目の記録に残り39本に迫る中、新バット導入を本気で考えている。「2000本打つ選手で今からバットを変える人はいないでしょ。でもいろんなことにチャレンジして目標に到達したい。苦労しながら達成したい」と笑った。試行錯誤で金字塔を目指す。