右肩手術からの完全復活を目指すソフトバンク松坂大輔投手は20日、米自治領プエルトリコのウインターリーグ、カロリナの一員として敵地でのサントゥルセ戦で3度目の先発登板に臨み、4回を6安打2失点、3三振1四球だった。チームは1-4で敗れ、松坂に黒星が付いた。

 このリーグで首位を快走するチームを相手に1回1死二塁のピンチは切り抜けたものの、1-0の2回に1死から3安打を浴びてしまう。続く3回には先頭打者に右中間二塁打を食らい、1死二、三塁からの犠飛で勝ち越しを許した。

 プエルトリコでは、ノーワインドアップから打者の手元で微妙に動くボールを駆使する投球にこだわっている。右打者の内角を徹底的に攻めるも、この日は詰まった当たりがヒットになるなど不運も重なった。

 初先発した3日のカグアス戦は4回を1安打2失点。13日の2度目のマウンドではカグアスを相手に5回を3安打1失点と好投した。