第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の西武の秋山翔吾外野手が15日、静岡県河津町などで練習を公開し「侍ジャパンもライオンズも、とにかく頂点。その思いだけを持ってやりたい」と日本の2大会ぶりの優勝と、西武の9年ぶりのリーグ制覇を目標に掲げた。

 2015年の国際大会「プレミア12」から代表では「1番・中堅」で起用されることが多かったが、定位置について「こだわりはない。使ってもらったところで結果を出す」ときっぱり。シーズン216安打のプロ野球記録を持っているが「打つ選手はいっぱいいる。守備と走塁で、より積極的にチームを救えるようにやっていきたい」と打撃以外でも貢献できるように準備する構えだ。

 練習では砂浜でのダッシュに加え、101段の階段を繰り返し駆け上がり、長丁場のシーズンを戦う体の土台づくりに徹している。「かなり充実した期間になっている」と笑顔で話した。