キャンプインにロックオンだ。ロッテ井口が18日、沖縄・名護で自主トレ。昨年12月で42歳となったが、ソフトバンク茶谷、塚田ら10代、20代と同じメニューをこなした。「(年齢は)グラウンドに立てば関係ない。タイムは遅れても、メニューは同じ」と強調した。砂浜で、走ったり、跳んだり、四股を踏んだり、細かい動きの反復。派手さはなくても、確実に下半身をいじめ抜いた。「体はだいぶ出来ました。開幕に合わせようとは思わない。2月1日に紅白戦ができるぐらい」と、2週間後に迫ったキャンプ初日を見据えた。

 今季は、中日岩瀬とともに球界最年長選手として迎える。「プレー、行いを見られている。僕がしっかりやることで、チームが引き締まる」と自覚。目指すは勝負強さだ。「代打が多くなっている。大事な場面。僕の一振りで勝敗が左右される。結果を残せるように」と意気込んだ。

 一方で、全試合出場の気持ちも捨てない。「選手である以上は。それだけの体をつくってキャンプに臨みます」と言い切った。強化メニューの一環のフットサルでは、軽快にゴールを決めた。元気にあふれていた。【古川真弥】