西武ドラフト3位の源田壮亮(23=トヨタ自動車)が、ルーキーイヤーからレギュラー争いに割って入る。23日発表の1軍キャンプ帯同メンバーに名を連ねた。チームは昨季、遊撃手を固定できず、先発試合数は鬼崎の45が最多だった。

 12球団最多の年間101失策と、守備も安定しなかったこともある。遊撃手の台頭があるかどうかは、チーム浮上のカギ。それだけに、源田にはルーキーながら主力級の活躍が期待されている。

 評価の高い守備、走塁については、辻監督も力を認める。それだけに気になるのは打撃。この日の新人合同自主トレの合間にも、源田を呼び止めて「打撃は自信あるのか」と問い掛けた。「頑張ります」との返答にうなずきつつ、指揮官は本人が手にしていたバットをチェック。打球痕のばらつきに「ちょっと芯を外しすぎじゃないか」と練習からミート精度を高めることを求めていた。