在籍したメッツもニューヨークの熱狂的なファンやメディアを持つ。四藤球団社長は「あまり神経質なタイプではなさそうだ」と言う。重圧への対処法も期待できそうだ。キャンプイン6日前の来日で、時差対策はバッチリ。糸井と同様に、セ・リーグ好投手の映像を集めたマル秘DVDも渡している。2月1日に、どんな打撃を見せるのか。キャンベルに、大きな夢を見たい。【田口真一郎】

 ◆エリック・キャンベル 1987年4月9日、米コネティカット州生まれ。ノーウィッチ・フリー・アカデミー高からボストン大を経て、08年ドラフト8巡目でメッツと契約。14年にメジャーデビューした。16年まで3年間で196試合、97安打、7本塁打、44打点、打率2割2分1厘。3Aでは13年から4年連続で3割超え。内野全ポジション、さらに外野を守った経験がある。191センチ、98キロ。右投げ右打ち。

 ◆キャンベルとレアード メジャー通算成績は全部キャンベルが上回っている。出場53試合のレアードに対し、キャンベルは約4倍の196試合。レアードの打率1割9分7厘、6本塁打、16打点に対し、キャンベルは打率2割2分1厘、7本塁打、44打点。日本でもレアード以上の好成績が期待できるかもしれない。