日本ハムのドラフト4位森山恵佑外野手(22=専大)が「保湿系男子」で、初キャンプを乗り越える。今日31日に国内キャンプの沖縄・国頭へ出発。「暖かいところと言えど、油断できない」と乾燥して、かゆみが生じる肌対策へ準備。ヒアルロン酸入りの化粧水、ハンドクリームはチューブ型を2、3本。ハンドタイプと同様のボディクリームのフル装備で、保湿対策を打つ。

 潤いボディで、激しい定位置争いに全神経を注ぐ。沖縄は星稜での修学旅行以来。「先輩の動きを見ながら、環境に慣れることが1番」と早期適応を目指す。ルーティンの入念な保湿は継続し、肌への心配なく野球に集中する考え。「ベテラン選手が多いので、積極的にコミュニケーションを取ってやっていきたい」と、代打の切り札・矢野の存在感も肌で学び、塗り込んでいく。

 30日は2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。188センチ、92キロの身体を生かしたパンチ力が魅力で、ライバルひしめく外野の定位置争いに割って入りたい。「実戦は楽しみ。本当に1年間のスタートだなと思う」。新たな始まりへ、気合で満ちあふれている。【田中彩友美】